暑い! 暑すぎる!

いやな汗がだらだら流れてきます。
髪切ればちょっとはましになるかと行きつけの美容院に行ったらいっぱいで無理。
(いつもは予約しなくても入れるのに・・・。)


日本の温暖化対策はクールビズ程度でどうにかなるものなんでしょうか。


もうTofuのCornerにHeadぶつけてGo to Hellです。
一瞬コーナーのスペル忘れかけたし。


この歳になって初めてまともに『ああ無情』を(映画ですが)見ました。
今まで銀の燭台をもらうところしか見てなかったんですね(小学生の時の道徳の教科書で)。
以下に感想を書きますが、原作をこれっぽっちも読んでいないのでちょっと違う部分もあるかも知れません。ご了承ください。


とりあえず、コゼット役の女の子がかわいい(子供/大人両方)。
前に見た『エリザベス』は、エリザベス役の女優が妙にエラの張ったゴツい顔でナンダコノヤロウと思いながら見てたのでその辺満足。


ジャベールが最後セーヌ川に身を投げるのは聞いていましたが・・・
・・・あれ? ジャン=バルジャンって死ぬんだっけ?
8月革命で勝利をあげ、何十年も自分を追っていた宿敵が死んで、マリウスとコゼットも結婚したのにハッピーエンドにならない*1のはあらゆる意味で凄い。


「惡役名鑑」を書いている身から言わせてもらうと、ジャベールはあまり魅力的な悪役ではないなあ、と。
たとえ自分の身を滅ぼそうとも(そして実際滅ぼしてしまいますが)法は絶対であり、一度でも逆らうことなどまかりならぬという自分の信念を貫き通しただけですから、彼自体が悪いわけではありません。
私には単なる「可哀想な人」にしか見えませんでした。
(そういえば、Les Miserablesって「可哀想な人々」という意味なんだそうで)


それよりは、テナルディエ(でしたっけ? 最初にコゼットを預かっていた元ワーテルローの軍曹のおっさん)の極悪ぶりの方が光ります。
何か良からぬことが起きると「またおまえかよ!」というぐらいしつこく出てきます。
最後、結婚後のマリウスにまでたかろうとしてたのは呆れました。


でも、一番黒いのはマリウスではないかな、と。
革命の時「共和国万歳」とか言ってたくせに、なんでちゃっかり男爵になってるの!


どうもひねくれているせいか、変なところにばかり目がいきますねえ。
私の感想に何か意見がある人はコメントいただけると幸いです。

*1:ジャン=バルジャンはむしろ、かわいがっていたコゼットが他の男にとられるのを悔しがっていたように描かれている。彼は二人の結婚式に出席せず、その後前科者であるという負い目を理由にロンドンに移住。そこで気を病んでしまう。