Dog bites THE ELEPHANT 2

そんなわけで、股間強打の痛みを女性にも分かりやすく説明していきたいと思います。


一口に股間といってもタマとサオがあるわけですが、
サオはぶつけてもそんなに痛くありません。
問題はタマです。


タマをぶつけた時の痛みというのは、他の部位をぶつけた時の痛みとは種類が違います
普通体の一部をぶつけると、そのぶつけた部位だけが痛みますが、タマだけは下半身全体に内側からきいてくるのです。
だから、ちょこっとぶつかっただけでも痛いです。立っていられなくなります。


ちょっと考えれば分かるのですが、男の股間というのは、本来内に収まっているべき内臓のひとつ(2つだけど)がむき出しになっているわけです。
そのほかの内臓は、筋肉や脂肪などが外的な衝撃から保護していますが、タマに限っては皮一枚とごく薄い筋肉があるのみ。
すなわち、タマをぶつけるというのは、内臓をぶつけるも同然なのです。


格闘技で、間違って股間に攻撃が当たってしまったシーンを見てみればその苦しみは分かります。
あれだけ屈強なレスラーが股間を押さえてしゃがみ込み、レフェリーは必死で背中をさするし、対戦相手は申し訳なさそうに見守っているばかり。
あんなに筋肉ムキムキの戦う男達でもそうなるんです。
しかも、前述の通りタマの周りには筋肉が存在しないため、鍛えることは不可能なのです。
だからこそ、金的はほとんどの格闘技で禁止になっているのです。


そんな話をメッセで某人妻と話していたところ、どうもその痛みの種類は生理痛に似ているのではないかと言われました。
調べてみると、生理痛の症状の一つに「お腹に手を突っ込まれて子宮を握りつぶされるような痛み」というのがありました。
・・・そう! まさにこれです!


生理痛も酷い人は立っていられなくなると聞きます。
もし、生理痛で動けない時に、「なんだ、腹が痛いぐらいで情けない」という男がいたら腹立つでしょ?
あれの数百倍強烈なやつが短時間で集中して起こると考えてみてください。


逆に、男性の場合は「タマをぶつけた時のような痛みが何日も続く」と想像すれば、生理痛の苦しみが多少は理解できるのではないかと思います。
そりゃイライラもするよなあ。


男は、タマを攻撃されると無力化します。
じゃあ暴漢に襲われた時はタマを攻撃すれば効果的なのか?
・・・確かにその通りです。但し、当たれば。
男にとっては最大の弱点であるが故に、喧嘩(格闘技ではなく)慣れしている人はそれだけガードが堅いのです。
下手に攻撃しようとすると返り討ちに合う可能性があるので、一概に推奨できる方法ではありません。


そんなわけで、ドッグバイトが股間直撃して悶絶している男の子はいたわってあげましょう。