美鳥の日々

そんなわけで、今回はこんなマンガをピックアップ。
私と同じで右手がコイビトの不良少年のお話。
私と違う点といえば・・・
それが文字通りの意味であるということです。


「悪魔の右手」をもち、「狂犬」と恐れられる不良少年・沢村正治は、それ故にコイビトができず悩んでいました。
そんなある日、その「悪魔の右手」が突然かわいい女の子に。
その女の子は、長年セイジに片思いしていた少女・美鳥でした。


そんなわけで、ヒロインが右手という以外はいたって普通のラブコメです。
美鳥と出会ってからセイジはだんだん優しさを取り戻し、それに引かれた女の子達との恋のさや当てなんかも繰り広げられます。
その女の子がまた魅力的なキャラクター揃い。
逆に、美鳥を巡る男達のバトルもあるわけですが・・・


ライバルその1:真行寺耕太
美鳥のクラスメート。美鳥が右手になる前から片思いし続けている。
眠り続けたままの本体に美鳥を呼び戻すため、セイジに協力を要請するのですが・・・
典型的なライバルから一転して美鳥のほうの恋敵になってしまうというひっじょうにイレギュラーなキャラ。


ライバルその2:高見沢修一
正治のクラスメート。フィギュアオタク。
美鳥の服を買いにフィギュアショップに行ったセイジと遭遇したのが運の尽き。
最初はパペット(手にはめる人形)と勘違いしていたが、生きているとわかり猛烈アタック。その結果は4巻参照(ちなみにこの時の美鳥が一番かわいい)。
なお、これ以降の美鳥の服は彼の制作である。


ライバルその3:槙葉奈緒(まきのは なお)
並はずれた頭脳と身体能力を持つ不思議少女。
父が執拗につけねらう美鳥が乗り移ったセイジの右手に惚れたらしい。


・・・ろくなのがいない。


美鳥の本体は自宅で眠り続けたままなのですが、本体が目を覚ます(=美鳥が右手から消える)と、右手だった時の記憶を失ってしまいます。
その間の葛藤に、美鳥もセイジも苦しめられることになります。


最終巻は登場人物がそれぞれ自分の気持ちに整理をつける回が続きます。
将来のための準備を始める面々を後目に、二人はどう決着をつけるのか?
・・・ラストは泣けます。 私が涙もろいだけかも知れませんが。