バーチャルコンソール新作ラインナップ

先月は「パックマン」のゲリラ配信がありました。それ以外にもかなりメジャーなソフトが目白押しだったので、今月は割と大人しめ。
しかし、レゲーファンにはたまらないゲームもちらほら。

スーパーマリオブラザーズ2(VC-FCD)

ファミコンディスクシステムのローンチソフト。
基本的なシステムはマリオ1と同じですが、難易度が鬼のように上がっています。マリオをちょこっとかじっただけの人はまずステージ1−1のキノコを取ることすらできないでしょう。
当時は、高難易度や裏技が満載のゲームがもてはやされた時代であり、このゲームもそういったコアなマリオファンの要望に応えてリリースされたソフトです。


1と2はほとんど同じですが、大きな変更点がいくつかあります。

マリオとルイージでキャラ性能が違う

ルイージはジャンプ力が高い反面、ブレーキが利きにくくなっています。それに伴い、2プレイヤーゲームがなくなっています。

毒キノコ

紫色のキノコが初登場。挙動は普通のキノコと同じですが、食べると死ぬペナルティアイテムです。
倒せない上にしつこく追いかけてくる、下手な敵よりもたちが悪い代物で、あるステージなどでは隠しブロックから大量に出現するという悪夢を見せつけてくれます(しかも、そのステージは隠しブロックからツルを出さないとクリアできない)。

追い風

一部のステージでは、後ろからゴミのようなものが飛んできます。これが「追い風」で、ジャンプなどに支障が出てきます。
足場の狭いステージや、後述の連続スーパージャンプ台と組合わさると地獄以外の何者でもありません。

従来のシステムの発展系

グラフィックが同じだけど性能が違うキャラ。緑のジャンプ台はマリオを画面外までぶっ飛ばす威力があり、赤いパックンフラワーは挙動がシビアになっています。

前作のシステムを流用した新しい仕掛け

前回もあったシステムをひねって流用している例。水中専用キャラだったゲッソーが空中を泳ぎ回ったり、ジュゲムが水中に爆撃してきたり。
ほかにも、前のステージに戻されてしまう「逆ワープゾーン」などもこの範疇でしょう。

一部システムの改良

亀を連続で踏みつける「無限1UP」がやりやすくなりました・・・というより、「マリオ1」ではバグ扱いだった技を正式に仕様として盛り込んだというのが正解でしょう。
ほかにも、敵を踏んだ反動のジャンプが高くなっており、一部にこれを利用して敵を踏みながら進むステージが登場しました。

隠しステージ

一度もワープを使わずにクリアすると9面が遊べるほか、エンディングを8回見るとA〜D面が遊べます。
条件があまりにもシビアだったせいか、スーパーファミコンでのリメイク版では条件がかなり緩和されています。

F-ZERO X(VC-N64)

NINTENDO64のレースゲームの中でも最高傑作。スーパーファミコン版のスピード感はそのままに、シャトルループやチューブ・シリンダー状のコースなど、3Dの魅力を余すところなく発揮したアツいゲーム。
後に64DDで拡張セットも発売されましたが、こちらも64DDの中では非常に人気が高いソフトです。