げりげりぴーぴーげりぴーぴー

1812年、米国マサチューセッツ州知事・エルブリッジ・ゲリーは、深刻な下痢に悩まされていた。
家に帰れば書斎とトイレを、出勤すれば知事室とトイレを往復する毎日。
それなのに、小選挙区の区割り案の〆切が迫っている。


家では女房子供に嫌われ、医者からは見放され、野党からは追及される。
半ばヤケクソになったゲリーは、州の選挙区を自分の都合がいいように変えてしまった。


できあがった新選挙区は、奇妙奇天烈な姿をしていた。
あちこちに不自然なコブがあり、まるでサラマンダー(トカゲ)のようである。
恣意的な操作があったのは一目瞭然。


そこで、首謀者であるゲリーの名とサラマンダーを合成し、
選挙区や行政区を恣意的に変えてしまうことを
ゲリマンダー
と呼ぶようになったのだ。


・・・以上の話は全て本当です。
下痢云々の話を除けば。


なんでこんな話をしているかというと、薬の副作用で下痢が酷くて死にそうだからです。
政治家の皆さん、ゲリマンダーはやめましょう。