マリオカートDS

昨日細谷が11時近くまで居座っていた最大の理由がこいつです。
まあ、気持ちは分かるんですが。


今回のマリオカートは、コースの凝り具合が尋常ではないです。
ピンボール台のようなコースでは、スタート地点でダッシュパネルから飛び出したかと思えば巨大なパチンコ玉にはね飛ばされ、バンパーに激突!
時計の中がイメージされたコースでは、巨大な振り子が行く手を阻み、もたもたしていると時計の針や歯車が行く手を阻みます。
ちなみにこのコース、「スーパーマリオ64」のステージ「チクタクロック」のオマージュなので、長年マリオで遊んでいる人にはたまりません。
船のコースでは砲弾が飛び交い、自身も大砲で打ち出されます。
庭園のコースではマリオシリーズではお馴染みの番犬(?)ワンワンがうろつき回って大変。


こういったオリジナルコースとは別に、SFC版からGC版までの名コースが再現されたものもあります。
SFCマリオサーキットには、細谷も「懐かしい!」と驚嘆。
主に、障害物の土管が出てきたあたりで。


グラフィックに関しては、当初舐めていました。
DSの3Dグラフィック機能なんていったって、所詮GBAに毛が生えたようなものだろう、と。
しかし、それは大きな誤解でした。
なんせ、ドライバーがきちんと動く。
64では恐らくテクスチャーで誤魔化していたのでしょう、それすらできていなかったのに(ゲームとしてのおもしろさは変わらないと思いますが)。
PSPと比べられると悲しいですが、十字キーの右を押すとハンドルを右に切る、緑こうらが相手に当たると喜ぶ、ビリになると悔しがる、といったことがきちんと出来ているのは、任天堂の携帯機としては大きな進化でしょう。
これとどうぶつの森で、DSのグラフィック機能についてはだいぶカバーできるのではないかと思われます。


2画面に関しては、上が実際のレース画面、下がナビゲーターになっています。
これがかなり詳しく、自分の位置、敵キャラの位置から障害物、はては飛んできた甲羅に至るまで詳細に見ることができます。
ゲッソー(スミを吐いて画面を見にくくする)にやられても、大体下で対応できます(もちろん、見えない部分もあるので過信は禁物ですが)。
便利だなーと思う反面、過去のシリーズにある、コース全体を映すやつがないので何とかならないかしら、と思っていたのですが、今気づきました。
画面をタッチするとコース全体図と切り替わるんですね。


欠点は、ミニターボのかけ方が64形式であること。
すなわち、ドリフト中に何回かカウンターを当てると加速する方式ですが、これがDSの十字キーだと非常にやりづらい。
バンブラの時にも言いましたが、DSの十字キーは真横に入れたつもりがいつの間にか斜めに入っているということがよくあり、こういう真横にずーっと押し続けるゲームには向いていないのです。
(ただし、斜め入力を多用するゲームはやりやすい。どうぶつの森GBA版マザー2など)


また、一部のアイテムが強すぎるのも問題があります。
トゲゾーの甲羅が思いっきりパワーアップしてますが、今回どうやって避けるんですか?
やっぱり誰かに1位を押しつけるしかないんですか?


GCの「マリオカート ダブルダッシュ」がイロモノ的だったので不安だったのですが、今回のマリオカートは正統進化版と言えます。
レースでアツクなりたい方は是非。