カリスマ霊能師 江原啓之にも『あるある』疑惑

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070204-00000001-gen-ent


その前に、こんなニュースが飛び込んできたのでご紹介。
まさか、こんなのを頭から信じ込んでいるバカもいないと思うのですが、出演者自身がシラケるようなヤラセはいけません。


そんなことをしなくたって、予知したように思わせる質問なんていくらでもできるのですから。例えば・・・。


「最近、ご家族が病気になられましたね?」
「今、人間関係で悩んでいらっしゃいますね?」
「自分のルックスに自信がないんじゃないですか?」
「お子さんの将来が心配ですね?」


さあ、上記の質問に「ノー」と言える人がみなさんの中で何人いるでしょうか(最後の質問はもちろん子供がいる人限定)?
こういう風な、「誰だってそうだ」という質問を何十回も繰り返せばいいのです。
「見りゃわかるだろう」という質問も効果的です。
30代の女性であれば「お肌のことで悩んでいますね?」とか。
お肌のことで悩まない女性なんかこの世に存在しません。


こういう、「よくよく考えれば誰だってそうじゃん」式の占いは、朝のニュースや雑誌の巻末によく出ています。
「人間関係でトラブル発生。謙虚な行動を心がけましょう。」とか。
こういうやつは無難なことしか書いていないので、信じても特に問題はないと思います。
「ラッキーポイントはタバスコ一気飲み!」なんて絶対書きませんからね。


信じると危ないのが、「このままではあなたに不幸が訪れる」とかですね。このあと「だからツボ買ってください」が続きます。
不幸が訪れない人なんか一人もいないわけで、こういうのに引っかかるとそれこそ不幸な人生が貴方をお出迎え。
細木数子の「貴方死ぬわよ!」とかもこっちのパターンに見えますが、過激なのは口調だけ。そのあとで「先祖代々のお墓を大事にしなさい」とか、普通のことしか言っていないので(少なくともテレビの上では)、危険性は少ないような気がします。
板東英二に対して「なんで中日の監督にならないの!」と言っていた時は「ん?」と思いましたが、よくよく考えれば、この人が言わなくても誰かがいうでしょう。


占いや霊能力に対して「インチキだ!」と声を荒げるのも野暮という気がします。
むしろ、非科学的であることは承知の上で、「この人、面白いことを言ってるなー」といったスタンスで見るのが賢い見方ではないでしょうか。