ゲームボーイアドバンスで遊べる名作

練習会の帰りにて。
「リーダー、GBAでなんか名作ありませんか?」
よっしゃ、遊んだことのあるやつの中からいくつか紹介しよう。


逆転裁判1〜3(カプコン)

弁護士となって、冤罪をかけられている被告人を無罪にする推理ゲーム。
最大の特徴はゲーム進行の単純さにあります。基本的には、証人の証言内容と矛盾する証拠品を捜すだけ。犯人やトリックがわからなくても、「こいつの言っていることはこの証拠品と違う」ということさえわかればどんどん先に進めるようになっています。


物静かな法廷のイメージとはかけ離れた派手なアクション、思わず吹き出すほど濃いキャラクター、主人公のなるほどくんと一緒に「そんなバカなあああ!」と言い出したくなるぶっ飛んだトリックなど、遊び始めると止められない魅力があります。


4作目はニンテンドーDSで4月発売予定。
1と2もDSでリメイクされています。内容は全く同じなので、DSを買う予定があるならそっちを買った方がいいかもしれません(特に1は追加エピソードがあるのでDSがおすすめ)。

メトロイド フュージョン(任天堂)

「サイドビューのゼルダ」と言われるほど謎解き要素に満ちたアクションゲーム。
様々な武器を駆使して地下迷宮を探索します。
なるべく早くクリアするとお楽しみがあるのはシリーズのお約束。
シリーズ1作目のリメイクである「メトロイド ゼロミッション」もおもしろいです。

ゼルダの伝説 神々のトライフォース4つの剣(任天堂)

スーパーファミコン版のリメイク。2Dゼルダの完成系と言えるでしょう。
多人数プレイ専用ゲーム「4つの剣」ですが、マルチカートリッジプレイにしか対応していないので(遊ぶのにソフトが人数分必要)、遊ぶことはまれでしょう。
4つの剣関連以外はスーファミ版と同じなので、Wiiを買う予定があるのならバーチャルコンソールでDLすれば900円ですむという・・・。

MOTHER 1+2(任天堂)

任天堂RPGの中でも群を抜いて秀逸なシナリオを誇るソフト。
80年代アメリカ風の世界観を舞台に、超能力を駆使して戦う小学生の主人公という設定は、1作目が発売された88年当時は非常に斬新なものでした。
設定だけではなく、人物や敵キャラまで独特のヘンさに満ちており、シナリオライター糸井重里のセンスが光る作品となっています。

MOTHER 3(任天堂)

全体としてはあっけらかんとしたジュブナイルものだった2作目までと比べて、重厚なストーリーを含んだ歯ごたえのあるシナリオが特徴のシリーズ最終作。
64で開発が進められ、いったん開発中止になった作品を、12年もたってからGBAで作り直したという前代未聞の経歴は聞いたことがあるのではないでしょうか。
「ダチョウぞう」「サイロケット」など、見た瞬間大爆笑する敵キャラクターや、悪趣味なネオンサインの光る摩天楼など、シリーズ通してのバカバカしさは健在なのですが、その滑稽さはすべて、悲しい結末の伏線でしかなかったのです。

スクリューブレイカー 轟振どりるれろ(任天堂)

紹介しようと思っててすっかり忘れてた。「ポケモン」でおなじみ、ゲームフリーク制作のアクションゲーム。
LボタンとRボタンでドリルを回し、障害物を破壊して突き進む「メトロイド」風のマップですが、最大の特徴は「ドリアップ」。
ドリルのスピードが十分乗った段階でLRボタンを押し直すと、ギアチェンジができます。この操作感が車の運転みたいでおもしろい。
振動カートリッジなので遊ぶたびにガンガンふるえるのもドリルならでは。
ゲームボーイプレイヤーを持っているなら、ゲームキューブでのプレイをおすすめします。GC用コントローラーの振動の方が強いですし、LRボタンの「ぎゅっと押している」感もこちらの方が上ですし。