ノッポさん、「NHKみんなのうた」で歌手デビュー

http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/geinou/news/20051114spn00m200008000c.html


ノッポさんは「できるかな」に出ていたときから今に至るまで好きな人の一人です。
もちろん、「できるかな」最終回のノッポさんがしゃべる場面もリアルタイムで見てました。
当時の状況を説明すると、次週から「ともだちいっぱい」という教育総合番組に変更される影響で、NHK教育の工作番組が同番組内「つくってあそぼ」に編入され、その影響でノッポさんゴン太くんはお役ご免、わくわくさんとゴロリくんに交代するという説明があったような気がします。


彼の声を初めて聴いた時は、「こんなおじいさんみたいな声を出す人だったのか!」とかなりビックリした覚えがあります。
ノッポさんこと高見映氏は当時56歳なので当然といえば当然なのですが、チューリップ帽をかぶっていることもあってかなり若く見えたのです。
ついでにいうと、隣にいたゴン太くんのせいで、ノッポさんという名前なのにあまり背が高く見えませんでした。
お陰で「ノッポ」が「背が高い人」という意味だと理解するのにかなり時間がかかりました。
児童書に「マイケルはノッポで・・・」などと書かれていると、「ああ、マイケルは工作が得意で無口なんだな」という変な勘違いをしていました。


彼が工作の世界を去った直後、ノッポさんが市民会館に来てミニ・ショーをやると聞き、親に頼んで見に行きました。
内容は忘れてしまいましたが、「できるかな」とはうってかわった(でもNHK教育的なフレーバーの)歌とダンスのショーだったような気がします。
そして、初めて生で見たノッポさんは、チューリップ帽こそかぶっていたものの、ベラベラしゃべりまくる全くの別人でした。
「テレビではしゃべらなかった僕ですが、ここではしゃべりますよ。」とも言っていたような覚えがあります。


その後、再びNHK教育で彼を見た時は、数学者の秋山仁先生の助手としてでしたが、元の「しゃべらないノッポさん」に戻っていました。
後釜の「ともだちいっぱい」については、不人気だったのか他の番組とかぶるからなのか、ほとんどのコーナーが淘汰され、最終的に「つくってあそぼ」のみが独立して残っています。
彼らがまだ現役である以上、ノッポさんが工作の世界に戻ってくることはもうないでしょう(ゴン太くんだけはなぜかアミューズメント景品などでキャラクター展開している)。


NHKみんなのうた」については前に話したので割愛しますが、たまにビックリするほどクオリティの高い曲をチョイスすることがあるので、最近鬱ぎみになって日本の音楽はゴミだなと思っている元カマイタチマスターの方などは是非見ていただきたい。
最近ではイマクニ?*1が「恋のスベスベマンジュウガニ」などという歌を歌っていて、時代は変わったなと思うことしきり。


追記 ニュースソースではゴン太くんノッポさんの代わりにしゃべっているみたいに書かれていますが、これは故つかせのりこ氏のナレーションを勘違いしている可能性がありますね。
ゴン太くん本人は「ウゴウゴ」しか言っていませんから。

*1:?まで含めて芸名。「ポケモンいえるかな?」など、数々のポケモンソングを歌う謎の変態歌手。その脱力ヴォイスに隠れファンも多い。本名は今国智章。株式会社クリーチャーズの社員で、普段はポケモンカードのデザインなどを担当している。